2010876 ランダム
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第4話 その名はライダー!

第4話 その名はライダー!

静かに瞑目し、両手を合掌する。
吸い込んだ息を丹田に落としながら、全身に気力を満たす。
両の手を交差させながら前に突き出し、裂帛の気合いと共に封印解除のキーワードを叫ぶ!

「変身!!!」

巻き起こる旋風、舞い上がる砂塵。
そこに現れた異形のモノをみて、怪物が歩みを止める。

【仮面ライダー 正義の系譜】PS2

【仮面ライダー 正義の系譜】PS2

その一瞬の勝機を見逃さず、攻撃を仕掛けるシンジ!いや、仮面ライダー!!
爆発的なキック力で地面を抉り、その反動で重力を無視したかのように一直線に怪物に向かって蹴りを放つ!!
しかし、必殺のライダーキックは、怪物の直前に現れた不可視の壁によって阻まれた。
壁を蹴った反動でトライチェイサーの方向へ飛ぶライダー。
愛機に跨り、怪物の側面から背面へと疾走する。
死角へと回り込もうとするライダーを追って、再び動き出す怪物。
充分に少女から遠ざかった位置で振り返り怪物と相対するライダー。
しばし、睨み合う両者。

この緊迫した決戦の場に近付こうとする者がいた。

「なにアレ?なんで使徒と戦ってるわけ?」

シンジに送られてきた写真の女性、葛城ミサトであった。
青いルノーを疾駆させて近付くミサト。
この乱入者に意識が逸れた一瞬を狙ったように怪物が攻撃をしかけてきた。
振り上げた左腕をライダーに向け、そこから発射された光の槍のようなモノがライダーを貫く!
と見えた瞬間、残像を残して、宙に舞うトライチェイサー!
しかし、トライチェイサーを見上げた怪物の目には、ライダーの姿は映らなかった。
強烈な破裂音を響かせ、側面のビルが半壊する。
宙を舞うトライチェイサーから、側面のビルに飛び、更にビルを蹴った反動で怪物へと飛ぶライダー!

「ライダー反転キック!!」

爆煙の中から飛び出したライダーの攻撃が炸裂し、さしもの怪物もバランスを崩して倒れるのであった!

 まだまだ続くぜ!! 


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